まともな議員は皆無?・・。ところで・・加藤紘一氏?、岡田克也氏?・・・
1、三郎「テレビで見る自民党議員、ただのまとも・・では困る。能力人格ともに、国会議員にふさわしい・・国民の命運を任せるにふさわしい・・人物でなければならぬ。だが、まともなのすらおらぬわい。数千万円の年俸そのほか、国会設備などで一人年に一億円近い税金は使われておるんじゃないかい?わしの想像じゃが。その議員が、衆参合わせてうじゃうじゃ居る。合計では実に大きな無駄じゃ。まず、『議員数は半減すべき』じゃ。時々テレビに写る各種与党会議のあの人数の多さ。無駄・無駄の限りじゃ。民間企業などでは想像もつかぬ無駄な人数じゃ。こんなアホらしいことは、世の中で珍しいぞ」
2、六郎「その上、極めて質が落ちる?長老にも多いですね。能力識見皆無・品格ゼロだが、世襲で地盤・看板・カバンがあったために、長年当選を続け、長いという理由だけで派閥の長や幹部になっている。その間、下らぬ策を弄することだけは身についている。・・・国民生活にとっては百害あって一利なしの人間ですね」 三郎「中堅も若造・・小泉チルドレンなど・・も、見るに堪えぬ、聞くに堪えぬ人間だらけじゃ。一応見られそうな者でも、議員として一番大切な、誠意・正義感が全くない。<国民のために身を捨てて働こう>という人間はおらん。おのれの顕示欲・出世欲・金銭欲だけじゃ。日本の現状が世界で一番ひどいと思うぞ」
3、三郎「わしゃのう、だいぶ前から、そんな自民党の中では、加藤紘一氏は、能力識見では、<まとも以上かな?>と見ておったぞ。問題は国民に対する誠意・正義感がどこまで強いか?、じゃった。その加藤氏は、確か9年前(2000年)の年末頃に<加藤の乱>ちゅう騒ぎを起こしたんじゃ。・・・たしか、その前に、小渕首相が急死したので、自民党長老数人の密談で『後は森でエエんじゃないかい』となった、と記憶しておるぞ。わしゃそれ読んだ時に<ずいぶん無責任な長老たちだな>と思うたものじゃ。その長老たちにすれば、<国民の命運を預ける云々>じゃなくて、<自分たちが扱いやすいかどうか>で決めたように感じたもんじゃ。まさに、今も変わらぬ<自民党的思考>じゃ」
4、六郎「それで、森首相になったが、案の定、支持率が超低空飛行した?」 三郎「然り然り。さすがに天唾愚民的庶民でも、<森氏の首相としての資質>ぐらいはは見破れたんじゃな。・・・話変わるが、わしが家族連れて、テニスの試合見に行っておったら、ドカドカと数人近づいてきて、『森首相が来られました。恐れ入りますが、場所を変わっていただけませんか?』と来たんじゃ。わしゃ言うたんじゃ、『わしが、<いやだ>と言うたら??』とな。そうしたらその男『そうおっしゃらずに、どうかお願いしますよ』ちゅうて頭下げたわい。それと、変わる先が、少し横の、より前の席じゃったし・・、動いてやったんじゃ。首相が座って、そのまわり数席を空けて警備の連中たちが座ったんじゃ。座席指定の前売り券はとっくに売られておる。なのに、突然森首相が、<テニス見に行きたいぞ>ちゅうたんじゃろうのう?わしゃ、森首相を見ながら、<そんな程度のおっさんじゃな!>と思うたもんじゃ」
5、三郎「話戻すぞ。たしか、あの時、野党から、森内閣不信任決議案が出たんだと思うぞ。それに、自民党加藤派山崎派が同調しようとした。それを自民党内部で切り崩した。その切り崩し人の一人は小泉純一郎氏。・・結局、加藤氏は敗れたんじゃな。これ加藤の乱じゃ。これで加藤紘一氏の権威は一敗地にまみれたんじゃ。そのあとで、小泉氏が首相になったんだと思うぞ。政治戦術では、加藤氏は小泉氏に遠く及ばんかったんじゃな。・・・さて、今年70歳の加藤氏が最近、また本出した。新書版『劇場政治の誤算』じゃ。わしゃ、新書版で安いし、買うて読んでみたんじゃ。・・・それとじゃ、わしゃ、かねてより、<民主党では岡田克也氏あたりかな?>と思うておったんじゃが、今年56歳の、その岡田氏も、昨年『政権交代』ちゅう本を出したんじゃ。こっちはちょっと高かったんじゃが、買うてみたぞ」
6、三郎「ともに東大法学部卒の両氏の著書を、読んでみたぞ。以下は、その感想じゃ。先ず加藤紘一著『劇場政治の誤算』じゃ。彼、さすがに、自民党政治の批判もしておるぞ。じゃが物足らんわい」 六郎「たとえば、自民党農林族は、おのれの選挙地盤の農村人口が多くないと困る(票が減っては、おのれが当選できなくなる)。農業経営を大型化して合理化しようなどとはしない。人口が減っては困るから。だから、米作減反化=米価格維持策など進めて、小口農業経営を無理に続けさせ、税金で農家に補助金をつける・・などということ続けてきた。これは、国民のためにはとんでもないことです。まさに政治的犯罪です」 六郎「日本の食料自給率が減って大変なことになっていますね」 三郎「加藤氏はそんなことには触れておらん」
7、三郎「今の、あるいは将来の、日本国民に食糧難という重大事態を招きかねない自給率低下を長年放置してきた自民党政治・・・こりゃあ、自民党農林族たちの、長年にわたる<おのれの当選のため>という方針の為なんじゃな。《自民党農林族のエゴが日本国民の生存を犠牲にしてきた》ということじゃな。道路族は、無駄な道路でもどんどん作れば、土建会社が儲かる。リベートが政治家にどっさり来るし票が来る。かくして税金無駄使い・福祉たち遅れ(老人ホーム入居待ち何十万人)・財政赤字→増税という現状になった」 六郎「そんなホントのところには、加藤氏は触れていないでしょうね?。既に9年前の加藤の乱のころ、国民は自民党政治の犯罪臭を感じていて、加藤の乱に期待した。だが、加藤氏は失敗し<国民を裏切った>とさえ言われた」
8、三郎「その辺のところは、さすがに、岡田氏は書いておるぞ。加藤氏は、<小泉・竹中新自由主義批判>を主にしておる。『小泉氏はかって<記者の質問に答えて・・世の中に不平等はあるものだ、何がいけない?・・と言った。勿論事実はあるが、しかし、総理大臣がそれを言ってはおしまいだ』などとは書いておる。・・・これは岡田氏も書いておる。『小泉総理はこういった。《最低限のセ-フティーネットが整備されていれば、格差が広がっても悪いことではないと思っています》これは総理の発言として驚くべきものではないか。一国の総理が、格差拡大を正当化したのだから』とな。・・・岡田氏は、勿論、的を射た小泉批判をもしておるぞ。曰く『<自民党をぶっ壊す>との宣言で幕を切った小泉政権下では、道路公団民営化や郵政民営化によって、族議員、特に旧経世会の主力だった道路族や郵政族の力が弱まった。しかし、じつは小泉さんは、森派が伝統的に強かった文教族や運輸族の利権構造に切り込もうとはしなかったのだ。そして、福田康夫総理になって、道路特定財源の一般財源化をめぐる論戦の中で、道路族が健在であることも改めて誇示された』・・国民は小泉氏の<ぶっ壊す的ハッタリ>に騙された。小泉政治の本質はハッタリ・自己顕示であり、権力争奪戦であり、中身は自民党内の派閥抗争だ。しかも、道路族叩きも成果は不十分、ということじゃ。・・・あのなー、小泉氏に、もしもいささかの正義感でもあれば、息子を四世にするなどということはせん筈じゃ。他の選挙区で立候補させればエエんじゃ。小泉氏にせよ、麻生氏にせよ、二世三世には、《国民無視・国民蔑視・特権意識》がつきものじゃ。岡田氏は民主党の何とか改革委員長として、民主党内の世襲禁止をまとめたそうじゃ。エエこっちゃぞ」
9、三郎「岡田氏はこう書いておる。『一党支配によって生じる弊害は、明白だ。まず、しがらみ。政治家と官僚、そして政治家と既得権益者との関係が、互いのもたれ会いでがんじがらめになっている。そして無競争状態。政治をめぐる競争がなければ、与党の政治家は国民のほうを見なくなる。その典型的な例が二世・三世のこれほどの多さだと言っていいだろう。政治が家業になってしまっているのだ。・・・ひとたび稼業を引き継ぐことが自己目的化すれば、国民のための政策を立案することなど二の次になってしまうのだはないだろうか。・・・万年与党、万年野党という構造が固まったとき、やがて政治家は政策立案を官僚にすっかりおぶさるようになる。政策は官僚に任せ、政治家たちは党内の権力争いに没頭しはじめるのだ』・・・さっき言うた《自民党族議員はおのれの当選を第一に→国民の食糧難など問題じゃない》ちゅう図式はそれじゃ。
10、三郎「岡田氏はわしがかねがね言うてきたことにも触れておるぞ。『民主党であっても、一定期間以上政権を担えば、やはり、さまざまなしがらみが生じるのは必定だと思う。それは権力というものがもつ宿命だと言えるだろう。民主党が国民の期待に応えることができなくなれば、政権を失うことがあっても当然だ』・・・こりゃあ《岡田君よく言うたぞ》と言いたいぞ。
11、三郎「だんだん面倒臭くなってきたので、両氏の著書からチョッピリランダムに取り上げるぞ。・・・加藤氏『世の中には明らかに競争原理でやっていけない部分があるはずなのに、そこまでひずみが出ていることは、もうあちこちで見えてきています』こりゃあ、勿論小泉竹中批判じゃな。『マンガ好きだから親近感が持てるという好感度が、実際に総理大臣になって難しい政治判断をしなければならない局面にいて、いつまでも支持の根拠となるはずはありません』・・これは麻生首相批判じゃ。最近の予算大判振る舞い、メチャクチャじゃな。まさに低脳政治じゃ。<何でもエエからばらまいて支持率あげたい。次の選挙でもし自民党が勝てばまた、わしゃ首相なれる>とな。加藤氏の批判は抽象的すぎる。同じ党に在籍するから遠慮するんじゃ。それでは国民には分からんぞ」
12、三郎「重大な官僚の天下り、そのための外郭団体の膨大な税金無駄使い・・・、それらは今や重大問題じゃ。それは、即、あ粗末極まりない自民党の福祉対策を改善できるか?消費税を大幅に挙げんやあならんか・・・そのほかと重大な関係がある。加藤氏は触れておらん。岡田氏はこう書いておるぞ。『官僚によるあまりにひどい税金の無駄遣いや天下りの実態、そして、過大な道路計画。それらをチェックすべき政治家が政官業癒着構造において逆に、必要のない道路、高コストの道路を造りつづけることを助長してきた。・・・とちたび民主党が政権を取れば既得権のしがらみはなくなり、国民にとって何が必要かという観点から政治がおこなわれる』・・・こんどの不況対策で、麻生政権は図に乗っている。<不況対策だ>と称して、いあ今まで停止していた高速道路建設を再開する。まさに『アホウが指揮する道路族自民党』に戻ったわけじゃ。ほっとけんぞ」
13、三郎「加藤氏はナショナリズムを①闘争的ナショナリズム②競争のナショナリズム③埃のナショナリズムに分けて、①について『政治家の北朝鮮への強硬な態度が評価を受けるようになります。・・・中国についても文句を言っておいた方がウケがいい』と書いておる。要するに自民党に、軽い軽い人気取り政治家がいるということじゃ。その上で加藤氏は『日本が今、やや右傾化しているという印象は確かにありますが、決してバランスを欠いているとは思いません』と書いておる。自民党には確かに<お軽人間>が幹部に多いが、右傾化人間も少なくない。加藤氏の論評は甘い甘い。右傾化の根底には、人間本来の傲岸不遜がある。冷酷無残がある。正義感欠如がある。・・・自民党の三分の一は二世三世だが、特に二世三世には右寄りが多いのも、むべなるかなじゃな」。岡田氏も『政治家が偏狭なナショナリズムを煽り立てるようなことは、私がまざす政治とは対極にある。多様な価値観、考え方を互いに認め合うことがなけらば、本当の意味での自由な社会は決して実現しない』と書いている。現実政治の場で、それらの思想をいかに発揮するか?一度見てみたいぞ」
14、三郎「加藤岡田両氏とも、民主党菅副代表のことに触れておるぞ。1998年、日本経済がバブルに直面した時のことだ。加藤氏は、菅氏が、与野党対立を超えて対策に奔走したことを述べておる。その時に小沢氏が《菅はミスをした。政権をとれたものを!》と言うたということも書いておる。岡田氏は『菅代表は、長銀破綻という国家の緊急事態のもとで、<金融国会を政局にしない>という立場をつらぬいた』と書いておる」
15、六郎「岡田氏は贈り物貰うとすべて返すそうですね。<カタブツ>とか<融通がきかぬ>とか悪口言われるそうですが、50余年間、おのれの利益のために政治を壟断してきた、族・族・族・自民党の後であるし、むしろ《岡田的変人》にこそ政治をやってもらいたいもですね」
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